yuuです。
今回は僕が最近実践検証している
「FXの自動売買トレード」
について、
「FX自動売買業界に蔓延る悲惨な詐欺の実態」
「約18か月に渡って様々な自動売買ソフトを検証してきたリアルな事例」
を踏まえながら記事にしてみようかなと思います。
(※実際の検証事例画像や動画もそのまま公開します。)
よって、今回はいつも発信しているようなビジネスやマーケティングの類の話ではありません。
ただ、
「資産を効率的かつ合理的に運用する(増やす)」
「時間や労力を掛けずにお金を稼ぐ」
という意味で最近人気の高い自動売買トレード業界において、
少なからず今回お伝えする「知識」を取り入れるだけでも
あなたにとってメリットは多いはずです。
このブログをお読み頂いているという事は、少なくとも
「経済的な自由を求めている」
事に変わりはないはずですので、
“その目的を達成する(あるいは問題を回避する)1つの「手段」”
として有効活用して頂けるんじゃないかと。
また、
「FXの自動売買に興味はあるけど、どれが本当でどれが偽物なのかわからない」
といった知識や経験の浅い初心者の方や、かつての僕のように、
「FXの自動売買って、怪しいけど本当に稼げるの?」
といった疑念を抱いている方。
そして何より
「詐欺的な自動売買ソフト(EA)に引っかかってしまった・・」
という方に業界のリアル(実態)をお伝えしたいのもあって、記事にする事にしました。
言うなれば
「FX自動売買の光と闇」
が今回のテーマ。
また、今回は
「自動売買って何?」
という初心者向けに1から徹底解説していくので少し長くなります。
言い方を変えると、
「投資ド素人でもこの記事を読む事で自動売買トレードを理解できる」
という事です。
・・が、最初に一点だけ注意事項をお伝えしておくと、この記事はいつまでも公開できない可能性があります。
というのも、冒頭でお伝えした通り、今回の記事では
“数多くの自動売買ソフトを実際に検証した際の「事例画像」や「動画」”
もそのまま公開しながら、
“自動売買業界の悪質な「実態」についても「暴露」”
していく事になります。
よってそういった
「自動売買を生業にしている悪質な業者」
からすると「迷惑他ならない不利益な記事」なわけで、もしかすると、そういった悪質な業者などから圧力をかけられる可能性も否定できません。
勿論、僕としてはこの記事を消すことは考えていませんが、その不可抗力については不透明な部分ではあるので、記事があるうちに一気に読んで頂ければと思います。(最低限必要な部分のみをピンポイントで噛み砕いて解説していきますので、是非飛ばさずに一読くださいね。)
という事で、一応の注意点は以上として、早速本題にいきましょう!
そもそもFXの自動売買トレードって、なんぞや?
そこでまず最初に、
「そもそもFXの自動売買トレードって、なんぞや?」
という方の為にざっくり解説しておくと、FXでのトレード(売買取引)は大きく分けて
・裁量トレード(裁量取引)
・自動売買トレード(自動売買取引)
の2つに分かれます。
裁量トレード(裁量取引)とは。
裁量トレード(裁量取引)は、経済指標や政治などのニュースやチャートから、自分自身で売買銘柄やトレードのタイミングを判断する取引のことです。
一言で言うと「自分自身でトレードしていく」のが裁量トレード。
そしてその裁量トレードにも、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析といった分析法があり、それぞれの分析法も千差万別で、掘り下げきれないほど奥深いです。
そしてそこに正解はありません。
例えるなら、じゃんけんや将棋・囲碁・チェスに「必勝法」は無いのと一緒。
そんな中で過去のチャート(テクニカル)や、経済関連のみならず世界の社会情勢(ファンダメンタルズ)などを分析して「未来の値動」きを予想してトレードしていくわけですね。
このブログの読者さんはご存じかと思いますが、僕が2018年から徐々に取り組み始めているのは「裁量トレード」になります。
そもそも「なぜ投資に目を向けたのか」という動機や経緯については以下の記事で詳しくお伝えしていますが(※読まなくてOKです)
もの凄く要約すると、株やFX、仮想通貨の分野毎にメンターを付けて、裁量トレードを学び、実践していった流れになります。
自動売買トレード(自動売買取引)とは。
対して自動売買トレードは、
「特定のロジック(ルール)で売買取引をしていくようにプログラミングされたシステム」
を使ってトレードを行っていくスタイルになります。
シストレ(システムトレード)とも呼ばれていて、
・SBI証券
・楽天証券
・ひまわり証券
・FXブロードネット
・外貨オンライン
・インヴァスト証券
・アイネット証券
・IG証券
・セントラル短投FX
・FXプライム byBMO
・FXトレードファイナンシャル
・マネースクウェア・ジャパン
・みんなのFX
・マネーパートナーズ
・YJFX!
などの大手証券会社も自動売買システムやサービスを提供しています。(ちなみに、証券会社の自動売買だけでも300種類以上存在しています)
それぞれの証券会社によって自動売買システムのタイプやロジックは異なりますが、その辺については話題が脱線するので割愛するとして。
上記のような証券会社以外にも、ネット上では「MT4」で自動売買トレードを行う為の「EA(自動売買ソフト)」を、至る所で手に入れる事ができます。
正直なところ、再現性の無いEA(自動売買ソフト)が大半ですが、EAによっては証券会社の自動売買よりも利回りの高いEAも存在します。
・・とその前に、初心者さんからすると
そもそも、そのMT4って?EA(自動売買ソフト)って何よ?
っていう話だと思うので、こちらも簡単に説明しておきますね。
まずこの「EA」はExpert Advisor(エキスパートアドバイザー)の略で、直訳すると「専門家の助言」という意味です。
で、一体このEAは何なのかというと、FXのトレードツールであるMetaTrader4(メタトレーダー4※以下、MT4)の中で、プログラムされた独自の売買ロジックに基づいて自動でトレードを行ってくれるソフトになります。
はい、これだけじゃ尚更なんのこっちゃ分かりにくいですよね。
なので分かり易く「ゲーム機」で例えると・・
プレイステーションやNintendo Switchなどのゲーム機本体を買っても、ゲームをできる環境は作れますが、ソフトが無いとゲームができませんよね。
ドラゴンクエストをプレイしたかったらドラゴンクエストのソフトを、スーパーマリオオデッセイをプレイしたかったらスーパーマリオオデッセイのソフトを買わなければプレイする事ができません。
一方、それらのゲームソフトだけを持っていても、本体のゲーム機がなければ、同じくそのゲームソフトをプレイする事ができません。
ここでいうゲーム機がそのMT4で、ゲームソフトがEAというイメージです。
このMT4は、MetaQuotes社が開発・提供している取引ツール(プラットフォーム)で、
・84種類もの豊富な通貨ペアで取引が可能
・30種類のテクニカルインディケーター(分析ツール)が装備されている
・画面レイアウトを戦略に合わせてカスタマイズできる
・モバイル対応で世界のどこからでもアクセスができる
などの理由から、初心者から上級者まで、世界中で多くのトレーダーに支持されていて、多くのトレーダーがMT4を使って裁量トレードを行っています。
また、MT4はカスタマイズの自由度も高く、任意の「EAを導入できる」のも大きな特徴です。(ちなみに、プログラミングの知識があれば自分でEAを作る事位も可能です。)
つまり要約すると、
「プレステにゲームソフトを入れればそのゲームがプレイできる」
ように、
1、任意のEA(独自の売買ロジックを搭載したソフト)を ※これがゲームソフト
2、MT4(トレードのプラットフォーム)に組み込む ※これがゲーム機本体
事ではじめて、EAのロジックに沿ったトレードがMT4内で自動的に行われるという事です。
・MT4は世界中で支持されている取引プラットフォーム
(MT4内では裁量トレードだけでなく、EAを導入した自動売買トレードが可能)
・EAは独自のロジックをプログラミングした自動売買ソフト
(EA単独では自動売買を稼働させる事はできず、MT4に導入する事で自動売買が可能になる)
・・とまあ、一応解説しておきましたが、とくに詳しく理解する必要もないので、
「MT4って世界中で使われているFXの取引ツールなんだ」
「そういう仕組みで自動売買ができるんだ」
くらいに何となく認識しておいて頂くだけでOKです。
そしてこのEA(自動売買ソフト)は、
・有料で販売されているEA
・無料で配布されているEA
があり、種類は数えきれないほど膨大にあるわけですが、その点については一旦置いておいて、その前に
自動売買トレード(システムトレード)のメリットとデメリット
についてまとめておくと、まずメリットとして挙げられるのは以下です。
1、知識やスキル・経験が無くてもOK
(勉強や経験を積む時間・労力が無くてもトレード可能)
2、チャートに張り付いてトレードする時間や労力がなくてもOK
(システム側が24時間、自動売買してくれる)
3、感情やメンタルに左右されずに利益確定・損切ができる
(システムがロジック通りに機械的に売買取引してくれるので、メンタル面での失敗が起こらない)
で、デメリットとして挙げられるのが以下。
1、裁量トレードスキルや知識が身につかない
(システム任せのトレードになるので、自分のスキル向上はできない)
2、利益は自動売買システムのストラテジー(能力)に依存する
(再現性の無い自動売買システムを掴むと本末転倒
※ネット上にあるEAはとくに、詐欺的なものが多いので要注意)
自動売買トレード(システムトレード)のメリット
まずメリットから説明すると、1つ目のメリットである
自動売買トレード(システムトレード)のメリット1:
知識やスキル・経験が無くてもOK
(勉強や経験を積む時間・労力が無くてもトレード可能)
については「自動売買トレード」という名の通り、
「トレード(売買取引)そのものをシステム任せ」
にしていく事になるので、裁量トレードのようなスキルや知識が不要になります。
投資やトレード初心者としては、これが一番のメリットなんじゃないかと。
っていうのも、
「投資に興味はあるけど、そもそも勉強する時間すら無い」
という方ってかなり多いと思うんですよね。
そんな方でも1から時間や労力を掛けて勉強する必要なくトレードを開始していく事ができるわけです。
実際、自動売買はとくに「トレード初心者」から非常に人気があります。
また、
自動売買トレード(システムトレード)のメリット2:
チャートに張り付いてトレードする時間や労力がなくてもOK
(システム側が24時間、自動売買してくれる)
についてもそのままですが、
「投資について勉強しているけど、チャートに張り付いてトレードする時間が無い」
っていう方も相当多いですよね。
本業がある方なんかは基本的に、朝から夜までチャートに張り付いてトレードする事なんて、まずできません。
その点、自動売買トレードだと24時間、フル稼働で自動売買システムがロジックに沿って自動的にトレードしてくれます。
これが2つ目のメリット。
そして最後に3つ目のメリットである
自動売買トレード(システムトレード)のメリット3:
感情やメンタルに左右されずに利益確定・損切ができる
(システムがロジック通りに機械的に売買取引してくれるので、メンタル面での失敗が起こらない)
ですが、これは投資経験者ならではのメリットとも言えます。
そして個人的には、これが一番のメリットです。
っていうのも、どれだけノウハウやテクニックを頭で理解していても、やっぱりいざチャートを目の前にすると、トレードに精神的な影響がでるんですよね。
あくまでも僕は、の話ですが、
「ここで利食いしとけばよかったのに・・」
「ここで損切しなければいけないのに・・」
と、自分の精神状況でルールを守れずに失敗する事が多々あるわけですよ。
裁量トレーダーであれば、おそらく同じような経験のある方も少なく無いんじゃないかと。
僕に関してはそれもあって「自分にトレードは向いていない」と思い、あくまでもビジネスメインのスタンスを貫いているわけですが、自動売買トレードに関してはそのメンタル面での失敗が起こりえないわけです。
実際、稼いでいるトレーダーでも裁量トレードと自動売買トレードを掛け持ちしている方も少なくありません。
そのメリットを踏まえた上での、
自動売買トレード(システムトレード)のデメリット
としては、
自動売買トレード(システムトレード)のデメリット1:
裁量トレードスキルや知識が身につかない
(システム任せのトレードになるので、自分のスキル向上はできない)
が、まずその1つとして挙げられます。
こちらも意味としてはそのままで、自動売買は
「システム任せにトレードしていく」
形になるので、トレードに関する知識やスキルを自分のものとして習得する事はできません。
よって、
「自分自身でトレードする為のノウハウを習得したい!」
「自分でトレードするスキルを磨きたい!」
という方にとっては、利益は得られても目的を達成する事ができないので向かないと言えます。
次に、
自動売買トレード(システムトレード)のデメリット2:
利益は自動売買システムのストラテジー(能力)に依存する
(再現性の無い自動売買システムを掴むと本末転倒
※ネット上にあるEAはとくに、詐欺的なものが多いので要注意)
ですが、自動売買で利益を得られるかどうかは、そのトレードを任せていくシステムやEA次第になります。
つまりその自動売買システムやEAの能力に依存せざる得ない分、利用するシステムやEAの見極めが重要になってくるわけです。
再現性の高い自動売買システムで資産を運用するなら何の問題もありませんが、
・ネット上で有料販売されているEA(自動売買ソフト)
・無料配布されているEA(自動売買ソフト)
なんかはとくに、
「提供側の利益だけを目的に作られた再現性の無いEA(自動売買ソフト)が殆ど」
なのが実情です。
ここで自動売買について知識の無い読者さんからすると
「そもそも、大手証券会社の自動売買を使えばいいんじゃないの?」
という疑問が出てくるかと思います。
まあ、あたり前といえば当たり前ですよね。
「同じ自動売買なら、信用できる大手証券会社の方が良いでしょ」っていうのが普通の考えです。
それでも
大手証券会社の自動売買システムを差し置いて、ネット上で手に入る自動売買ソフト(EA)が人気な理由
としては、そのネット上に存在するEAが掲げる「利回り」にあります。
ちなみに僕自身、大手証券会社の自動売買システムやサービスをいくつか試してみましたが、良くて月利5%~と、さほど利回りが高くはない印象です。(そこまでの利回りを出せない月もあります。)
もちろん、全てを検証したわけではありません(というか数が多すぎてできません)が、企業ブランドを掲げて信用問題を背負っている分、リスクを最低限に抑えなければいけないわけですから、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
とはいえ、本来であれば「月利1%」でも、国内銀行にただ現金を預けて眠らせるよりは、資産運用としては合理的なわけです。
銀行に預けたって、年利なんてほぼ0ですからね。
そんな中、ネット上では、
「勝率●●%!」
「最低月利●●%!」
などといった謳い文句を掲げているEAが、有料・無料で無数に存在しているわけですよ。
知識が無ければない程、
「それならそっちの方がいいじゃん!」
となってしまうのは自然なわけで。
ぶっちゃけ、過剰な謳い文句を掲げているEAは、大概「再現性の無い詐欺的なEA」なんですが、中にはしっかり再現性のある(パフォーマンスの高い)EAも存在します。
その「EA業界の実態」については後程詳しく解説していきますが、パフォーマンスの高いEAを使っていけば、先程お伝えした「自動売買のメリット」
1、知識やスキル・経験が無くてもOK
(勉強や経験を積む時間・労力が無くてもトレード可能)
2、チャートに張り付いてトレードする時間や労力がなくてもOK
(システム側が24時間、自動売買してくれる)
3、感情やメンタルに左右されずに利益確定・損切ができる
(システムがロジック通りに機械的に売買取引してくれるので、メンタル面での失敗が起こらない)
はそのままに、大手の自動売買システムより高い利回りを出していく事が可能です。
なんですが・・・
実は、今でこそ「自動売買とは」なんて記事を書いている僕自身、元はと言えば
「自動売買トレード」=「詐欺」
と決めつけていました。
これは大手証券会社の自動売買システムも含めての話で、「自動売買」と聞くだけで、
「ムチャクチャ胡散臭せー」
「そなウマい話あるわけないだろ」
「どうせ全部ウソ(詐欺)でしょ」
と思っていたわけです。
だって・・スキルや知識は“不要”で、EAが「自動」でトレードしてくれて・・言うなれば不労所得ってやつですよ?
・・もう、みるからに怪しいし、胡散臭いじゃないですか(笑)
このブログの読者さんであればご存じかと思いますが、僕は「不労所得」とか「スキル不要」とか・・そういうのが一番キライなんです。
そんな僕が何故、最も“毛嫌い”するようなEAを使った自動売買トレードを検証し始めたのか。
そこまでの経緯や、今に至る紆余曲折を、メチャクチャ手短にまとめると・・
キッカケは友人(プログラマ)との食事
でした。
事の始まりは今年の1月頃。
ある日、3年程前まで一緒にビジネスを展開していたフリーのプログラマである友人R君と「久々に飲もうよ」という事で会う機会があったんですよね。
最初は普通にビジネスについての話だったり、お互いの家族の話だったり、あーだこーだ談笑していたんですが、
的なノリから話題は投資話に。
僕が「投資なんか絶対やらない」と豪語していた昔話を掘り返されたりしながら、
という展開に。
で、会話の内容は端折って要約すると、R君は僕と同じ裁量トレード(自分自身で行うトレード)ではなく、EA(自動売買ソフト)を使ってトレードしていたんですね。
なんでも、R君の友人(その彼もプログラマとの事)が自動売買トレードで荒稼ぎしているのを見て興味を持ったらしく、そのEAを紹介してもらって自動売買を始めたとの事。
加えて彼は、
・元々投資に興味はあったけど、トレードに関する知識も経験も0だった
・本業が忙しくてトレードの勉強や実践に割く時間が無かった
ので「EA任せにできるなら」っていう事で実際に自動売買を始めたとの事でした。
まさに先程「自動売買のメリット」でお伝えした
(勉強や経験を積む時間・労力が無くてもトレード可能)
2、チャートに張り付いてトレードする時間や労力がなくてもOK
(システム側が24時間、自動売買してくれる)
と、その友人の事例が動機となって、R君はそのEAに手を伸ばしたというわけです。
僕としては
と言いながらも、物珍しさから興味津々。
ネット上では色んな情報がありますが、本当かウソかなんてわからないし、EAを使って自動売買しているリアルな知人なんて中々いないじゃないですか。
・・で、実際に彼のEA(MT4)をスマホから見てみたんですが、そこで衝撃を受けたんですよね。
っていうのも、まだそのEA運用開始から約1か月時点だったのにも関わらず、既に利回り50%程を積み上げていたんです。
つまり、仮に100万円を証拠金として入れていたなら、その100万円が1か月で150万円になっていたという事。
まあ、ネタバレしてしまうと、その後R君の状況は一変する(※後述します)わけですが、当時はそんな事なんてつゆ知らず、彼は浮かれまくっていたわけです。
また、数分前まで
とバカにしていた僕の心境も、ひそかに一転する事に。
恥ずかしながらその場では
と平然を装っていた僕ですが、内心としては
とメラメラ興味だけが湧きあがってくるわけですよ。
その後自宅に帰ってから、EAについてググりまくった事は言うまでもありません(笑)
で、そこから多くのEAを検証していく事になるわけですが・・・
結論から言うと、残念な事に殆どのEAに再現性はありませんでした。
ここからはそのリアル(現実)を、実際の事例を通してお伝えしていきます。
EA=詐欺?投資詐欺の実態
先の通り、ネット上で公開されているEAには
・有料で販売されているEA
・無料で提供されているのEA
があります。
ファミコンやゲームボーイ、プレステやニンテンドースウィッチでも、数えきれない程ゲームソフトがあるように、EAにも無料・有料それぞれで膨大な数のEAがあるわけです。
その上でまず1つ言える事。それは・・
巷に転がっているEA(自動売買ソフト)は
有料、無料問わず殆どが偽物(勝てない)
という事です。
とくに
「勝率90%!」
「最低月利50%!」
みたいなものは確実に「再現性の欠片も無い詐欺的なEA」です。
これホント、SNS上でよく見かけるフレーズですが、知識の無い初心者はとくに気を付けてくださいね。
そのまま信用するとまず100%失敗しますので。
詳しくは事例を交えて後述しますが、そもそも「最低月利」という時点で物理的にあり得ないし、「勝率●●%」という時点でまず負けます。
そしてこの業界には「そもそも再現性の無いEA」がムチャクチャ多いのが実情なので、まずはしっかりと
「正しい情報を見極める目」
を持つ必要があります。
ただ、これは何もEAや自動売買に限った事ではありません。
ネット上の投資・資産運用詐欺の常套文句とウソ
それこそ「投資」や「資産運用」の類に関してはとくに、昔から手を変え品を変え、様々な手口の詐欺が横行しています。
投資や資産運用に興味があっても「何が正しくて、何が偽物なのか」の見極めができなれば、
詐欺師にカモられて、即ジ・エンド
です。
例えば
「未公開株が・・」
「元本保証で・・」
というのは、あからさまによく聞くフレーズですが、ネット上でも
「動作すらしないソフトを高額で売りつけてトンズラする詐欺案件」
「参加者に“お金を分配します”系の詐欺案件」
「セミナーへ勧誘してから直接的に投資詐欺を行う案件」
「ねずみ講・マルチを絡めた投資系の詐欺案件」
「仮想通貨のICOを謳った詐欺案件」
「誇大広告で売り逃げする投資系情報商材(基本は無料オファーからの売り込み)」
・・などなど、挙げだすとキリがない程“投資・資産運用の知識に疎い初心者層を狙った詐欺”が沢山あります。
大体共通して
「100%絶対損はしない」
「最低利回り●●%」
「この投資に乗れば人生が変わる」
といった触れ込みで情報弱者を集めるのがセオリー。
言うまでもありませんが、そもそも投資やトレードの世界で、
「100%損しない」
なんて事は、それこそ100%あり得ません。100%絶対です。
そんなものがあるなら、誰も苦労しませんし、みんな億万長者です。
「そんな言葉に騙される人なんているの?」と思うかもしれませんが、事実として被害者が大量にいるのが実態なんです。
だからそういう投資詐欺が「無くならない」わけです。
まあ、上記はほんの一例ですが、僕がネットで情報発信を始めた2009年から見てきた中でも、時代に合わせて手を変え品を変え、色々な手口での投資系詐欺が横行しています。
中には逮捕に至る巨額詐欺事件も多々ありますが、それはあくまでも氷山の一角。
表立って問題にならないような事件は無数にあって、泣き寝入りするしかないような被害者も沢山いるわけです。
そういった詐欺に巻き込まれないためには、正しい知識を身に付けて正しい判断ができるようにならなければいけません。
そしてこれはEAを使った自動売買トレードにも言えるわけです。
EAを使った詐欺の実態
先の通り、EA(自動売買ソフト)には、有料で販売されているEAもあれば、無料で提供されているEAもあり、その種類も無数に存在します。
有料のEAを使いたい場合は、大手の市販サイトからEAを購入する事もできます。
大体1~3万円が相場ですね。
また、そういった大手の市販サイトではなく、自身のウェブサイトやSNSを通して個人や法人で直接販売されている有料EAもあります。(アフィリエイターを経由している場合もあります)
中には10万円~100万円以上と、高額な価格で販売されているEAも。
そんな有料のEAにも、先程触れたような詐欺的な案件もありますので、慎重に見極める必要があります。
今回、有料で販売されているEAについては触れませんが、この場合はシンプルに、
「消費者からの売上がそのまま利益になる」
事がわかりますよね。
ただここ最近(数年前から)は「無料」で提供されているEAも目立つようになってきました。
ここで、知識の無い方としてはおそらく
そもそも「無料」でEAを提供して何のメリットがあるの?
という疑問が湧いてくるんじゃないかと思いますので簡単に解説しておきます。
まず上記の「有料のEA」の場合、悪質な販売者が利益を得る為に
「そのEA販売による利益を求めて再現性の無いEAを作る」
という構図はイメージできる思います。
要するに中身の再現性がどんなEAだろうが、売ったら売った分だけ利益になるわけです。
ただ、無料でEAを提供する場合は、購入者から直接代金を受けとる事はできません。
それこそ「じゃあ、メリットないのでは?」となるわけですが、しっかりとメリット(利益)があるんですね。
無料EAのキャッシュポイントと海外FXのアフィリエイトシステム
その無料EA提供側のキャッシュポイント(収入源)としては、海外FX業者への口座開設アフィリエイト(IB)制度にあります。
ちなみに国内FX業者の口座アフィリエイトは基本的に
「口座開設の成約1件につき、固定報酬●●円」
という形での報酬形態になります。
細かい事を言うと、紹介したユーザーの口座への入金や一定の取引量を満たすなどの条件もありますが、そのアフィリエイト報酬の相場としては大体、数千円~1万円程度。
つまり設定されている報酬が仮に1万円だったなら、新規ユーザーを獲得しても一回ぽっきりの報酬しか発生しません。
対して、海外FX業者へのアフィリエイトは「ライフタイムコミッション型」の報酬体系が多い傾向にあります。
この「ライフタイムコミッション型」の報酬体系を携えている海外FX業者は
・XMTrading
・TitanFX
・is6com
・GemForex
・iFOREX
・LAND-FX
・BigBoss
・XLNTrade
などなど多くありますが、現状、最も高報酬を還元しているのが「XMTrading(通称:XM)」という海外FX業者です。
その報酬額の高さから、無料で提供されているEAの殆どが、XMを対象としている傾向にあります。
つまり、
1、このアフィリエイトリンクからXM口座を開設してね
2、そのXM口座のMT4内でしかこのEAは使えないよ
という形で、自分経由で開設してもらったXMユーザーにのみ、EAを無料で提供するという流れです。(※他の海外業者を対象としている場合もあります)
・・で。
この「ライフタイムコミッション型とは何か」を一言で表すと、
「その顧客の取引(トレード)量に応じて、その都度継続的に報酬が発生する」
という報酬体系になります。
具体的には、紹介したユーザーの取引(トレード)に応じて発生するスプレッド(手数料)の一部がアフィリエイターに還元される形です。
(※上記はXMを例に出していますが、他の海外FX業者も同様です)
国内業者・海外業者共に、FX業者はスプレットがキャッシュポイント(収入源)になるわけですが、その一部をアフィリエイターに還元しているというわけですね。
よって、アフィリエイターとしては紹介したユーザーが売買取引(トレード)を行えば行うほど、その売買取引量に比例してIB報酬も大きくなっていきます。
もうこの時点で勘の良い方はわかるはず。
悪質なアフィリエイターやEA開発業者からすれば、紹介した新規ユーザーに対して、
「売買利益を度外視してでも、大量に売買取引を行うEA(自動売買ソフト)」
を提供して、ユーザーの口座でそのEAにバンバン自動売買を行わせれば、IB報酬がどんどん上がっていくわけです。
そしてこのアフィリエイトプログラムの仕組みに目を付けて、粗悪なEAを無料でバラ撒いているアフィリエイターがムチャクチャ増えているんですね。
大まかな手口としては以下のような感じです。
1、ユーザーの勝率やリスクを無視して、とにかく売買取引を重ねるEAを開発
2、月利●●%と根拠のない利率を謳ってEAを宣伝し、自分のアフィリエイト経由でXMに新規ユーザーを集める
3、その新規ユーザーに(1)の粗悪なEA(自動売買ソフト)を提供し、稼働させる
4、そのトレード(EAによる自動売買)によるIB(アフィリエイト)報酬が利益になる
およそ上記のような図式で、アフィリエイターや粗悪なEA開発側だけが利益を得ているわけです。
無料EAのよくあるロジックと危険性を実際の事例を元に解説
ひとえに無料EAといっても、それぞれでロジックが違うので一概に「こういうもの」とは言えませんが、ネット上で手に入る無料EAに多いのが「ナンピン・マーチンゲール式のEA」です。
ナンピンマーチンゲール手法がEAとの相性も良く、取引回数と取引量(ロット数)を稼ぐのにもってこいの手法であることから、粗悪な無料配布EAで好んで使われているというわけなんですね。
実際インターネットでEAを検索してみると、
「ナンピンマーチンゲールは勝率100%!」
「ナンピンマーチンゲール式EAをほったらかしで動かせば最低利回り50%!」
なんて恐ろしいウソ話が色々なSNSやブログに溢れかえっています。
そういったナンピン・マーチンゲール式の粗悪なEAを使ってしまうと、バンバン取引を重ねられて、みるみる資産が溶けていく事になります。
場合によっては数日で資産が0になる事も。(実際の事例も後程紹介します)
ここでまずはそのナンピン・マーチンゲールとは何か?ついて簡単に解説しておきます。
ここからの手法などに関する解説は、やや専門的なくだりもありますが、具体的に理解しなくても問題ありません。
粗悪なEAの危険性を伝える上で解説している形なので、ざっとお読み頂き、「こういうロジックだから多くのEAは危険なんだ」という事だけ知って頂ければと思います。
ナンピン・マーチンゲールとは。
まず、「ナンピンマーチンゲール」は、FXなどの投資で使われるトレード手法の呼び方で、
「ナンピン」
「マーチンゲール」
という2つの言葉が合体したものになります。
つまり「マーチンゲールロジックでナンピンする」ということ。
その上でまず
ナンピンとは何か
についてですが、一言で言うと
「損を平均化する」
トレード手法で、最初にエントリーしたポジションが期待と逆に動いた場合、エントリーと同じ方向にポジションを追加していき、相場の反転を待ってトータルで利益にしていくということです。
例えば、「買い」でエントリーした場合、期待としては相場が上昇してエントリーポジションより高い価格で売りたいところですが、期待に反して相場が逆行し、価格がどんどん下がっていったとします。
この時通常のトレードであれば、決めた損切りラインで損失を確定するところですが、「ナンピン」は相場の戻りを期待して、損切りではなくさらに追加の「買い」エントリーを入れるということになります。
普通に考えると、恐ろしくて買い足すというようなことは出来ないと思って当然なのですが、ここで、
なぜナンピンするのか?
を結論から言うと、同じ方向にポジションを重ねていくことによって、平均取得単価が平準化されて、損益分岐点が改善されるからナンピンが行われるということになります。
とはいえ、これだけではイメージが難しいと思うので具体例を挙げていきますね。
ナンピンの具体例
例えば、
ドル円の相場が1ドル=100円の時に1ロットの買いエントリーを入れたとします。
※ロット=取引単位の事
その後ドル円の相場が下がり、1ドル=98円になりました。
この時さらに追加で1ロットの買いエントリーを入れる、すなわちナンピンをします。
この時点で、
・100円の買いポジション1ロット
・98円の買いポジション1ロット
の合計2ロットのポジションを保有していることになります。
この2つのポジションを合算してみると、99円の買いポジションを2ロット保有しているのと同じことになります。
100円の買いポジション1ロット
98円の買いポジション1ロット
(100円+98円)÷2ロット=99円(平均取得単価)
本来100円で持った買いポジションは、100円を上回らないと利益にはなりませんが、98円まで下がった時にもう1つポジションを持つ事によって、平均取得単価である99円を上回った時点で2つのポジションを併せて決済すると利益になるということになります。
少し不思議に感じてしまうかもしれませんが、最初に持った買いポジションの100円までの戻りを待つ必要がなくなっており、ナンピン前よりも少しの相場の値の戻りでプラス決済をすることが出来るというわけです。
つまり、ナンピンは「平均取得単価を下げる」ことによって、相場が逆行した場合でも少しの戻りで利益を出しやすい手法ということになります。
例えば
100円の買いポジション1ロット
98円の買いポジション1ロット
96円の買いポジション1ロット
(100円+98円+96円)÷3ロット=98円(平均取得単価)
100円の買いポジション1ロット
98円の買いポジション1ロット
96円の買いポジション1ロット
94円の買いポジション1ロット
(100円+98円+96円+94円)÷4ロット=97円(平均取得単価)
上記のようにポジションを追加するごとに、トータルで決済することによって利益となるボーダーラインもどんどん下がっていきます。
相場は常に反転し、「上げ下げ」を繰り返していますから、極端な話、無限にナンピンしていればいつかはプラスになるわけです。
まあ、これだけを見ると、ナンピンが完璧に勝てる手法のように思ってしまいますが、実は大きな落とし穴があります。
ナンピンのリスクと落とし穴
そのナンピンのリスクとしては以下が挙げられます。
・相場が逆行し続けた場合、大きな含み損を抱えることになる
・大きな経済イベント等、相場の暴騰・暴落に耐えることが難しい
・資金が底をつくと一発でロスカットになってしまう
ナンピンは良いことばかりではありません。
まず、相場が逆行し続けた場合、どんどん反対ポジションを追加していくわけですから、含み損は膨らみ続けます。
そしてそんな含み損を抱えた状況の中で、何か大きな経済イベント等によってさらに負けの方向に相場が一気に動いてしまったら、資産が含み損に耐えられなくなってきます。
気づいた時には「証拠金維持率」が100%を切ってしまい、ロスカットラインにまっしぐらということも。
有効証拠金(口座残高-含み損)÷必要証拠金×100=証拠金維持率(%)
最終的にはロスカットラインを割り込んで、強制ロスカットになってしまい、たった1回の負けが破産、すなわち相場からの退場となってしまうわけです。
ナンピンを用いた無料EAを使う事の危険性
いくら相場は必ず反転する、レンジを形成すると言っても、
「反転するのはいつなのか?」
「またレンジを形成する幅はどれくらいなのか」
は、その時その時で千差万別。
資金が無限にあるならいくらでもナンピンして耐え続ける事ができますが、常識的に考えてそれはあり得ません。
よってナンピンは「資金量との戦い」になります。
そして裁量トレードを行う場合、その資金量も踏まえた上で、テクニカルやファンダメンタル分析でエントリーポイント見極めて、「どこで損切するか」などの撤退ロジックも予め定めておくわけですが
「自動売買トレードでは、その肝心な判断をEAに委ねる」
事になります。
そのEAにしっかりとした撤退ロジックなどがあれば、まだリスクは軽減されますが、それもなく単にナンピンを繰り返していくEAはまず死にます。
そんな再現性のないEAを掴まされて、無限にナンピンを繰り返していったなら・・すぐにロスカットされてジ・エンドというわけです。
ここで1つ、事例を見せましょう。
実際にそういったEAを使っていった場合、以下のような悲惨な事になります。
ナンピン系無料EA「A」の検証事例
※以下の画像は全てクリックで拡大します。
この無料EA、検証結果を結論から言うと6月11日からEAを稼働させて21日には資金がショート(破産)しました。
このEAの検証用に投じた証拠金は約10万円。
つまり、10万円程が僅か「10日」で0円になったわけです。
上記の取引履歴を見る限り、オシレーター系の逆張り(※解説は割愛)に加えて、前に解説したナンピンも入れてあるEAと予測できますが、しっかりとした撤退(損切)ロジックなしにただナンピンを繰り返すEAを使うと、このようにすぐに資金がショートするわけです。
この事例で紹介したEAについては後程掘り下げていくとして、このナンピン系のEAは“厄介”な事に
「レンジ相場(大きな動きが無い相場)だと稼げてしまう」
という側面もあります。
レンジ相場(大きな動きが無い相場)だと
“逆に稼げてしまうからこそ怖い”ナンピン系のEA
先程もお伝えしたように、ナンピンには
・相場が逆行し続けた場合、大きな含み損を抱えることになる
・大きな経済イベント等、相場の暴騰・暴落に耐えることが難しい
・資金が底をつくと一発でロスカットになってしまう
というリスクがあります。
そしてしっかりとした撤退(損切)ロジックの無いナンピン系のEAを使うと、上記のように一瞬で資金がショートしてしまうわけです。
ただ逆に言うと、
「大きな変動の無いレンジ相場」
だと、逆に稼ぎやすくなってしまう側面もあります。
そして粗悪なEAはその良い面だけを大ぴらに宣伝しているわけです。
例えば同じような仕様の別のEAを例に出すと、レンジ相場では以下のように利益を積み重ねます。
ナンピン系無料EA「B」の検証事例
※以下の画像は全てクリックで拡大します。
全て載せるとキリが無いので割愛しますが、結果から言うと上記のEA検証では3900ドルの資金を投入して5月27日から検証開始し、6月6日までで9700ドルになりました。
ここだけ切り取ると「凄い利率!」と思うかもしれません。
ただ、この時期はあくまでレンジ相場が続いていただけの話で、数日後には先程のEAと同様に即死したんですね。
結局何が言いたいのかというと、
「撤退(損切)ロジックを持たないナンピン系のEAは“レンジ相場でしか”通用しない」
という事です。
ずっと大きな値動きが無く、落ち着いたレンジ相場が続けば、バツグンに利益を生み出すでしょうが、当然、レンジ相場がずっと続く事はまずないし、大きく反転して逆行していくなんて事は日常茶飯事です。
つまり、マグレでレンジが続きナンピン系EAで稼げいても、少しでも大きな変動や反転があった瞬間に「死」を意味するという事です。
勿論、レンジ相場だけを見極めて、ピンポイントでナンピン系のEAを使う・・なんて器用な事ができるなら、美味しいEAとも言えるでしょう。
ただ、熟練の裁量トレーダーでも「先が読めない」のが相場。
「そのレンジがいつからいつまで続くのか」が分かるなら話は別ですが、EAに頼るトレード初心者なんてなおさら、まず分からないわけです。
そんな中でナンピン系EAにトレードを任せていたら、相当な資金が無い限り急な変動に対応できず、相場によっては即日で死亡してしまいます。
つまり、上記のような撤退ロジックを持たないナンピンの手法を使ったEAは
「ロスカット=破たん」
を意味するわけです。
要は結局、勝つか破産かのどちらかで、ギャンブルと変わらないわけですよね。
そしてこのナンピンにマーチンゲールを加えると、さらに倍々ゲームで危険度(リスク)が増します。
マーチンゲールとは
マーチンゲールは元々ギャンブルで使われていた手法で、一言で言うと
「負ける度に賭け金を倍にしていく」
という手法になります。
この方法が有効なゲームは勝率約50%のゲームで、例えばブラックジャックでギャンブルを行うとして、
→ 1万円負ける
2、次は倍額の2万円を賭けて勝負する
→ 2万円負ける(※この時点で計3万円の負け)
3、今度はさらに倍額の4万円をかけて勝負する
→ 勝利すると8万円になりこれまでの負けを取り返す&+1万円の利益が出る
4、一度勝ったら、また賭け金を1万円にしてスタート
→1~3の繰り返し
といった形で、このマーチンゲール手法を使えば、理論的には
「たとえ何連敗していても1度の勝ちで、それまでの負けを取り戻す」
という事ができるわけです。
これを先程解説した、FXトレードのナンピンに当てはめる・・というのが「ナンピン・マーチンゲール」です。
ナンピン・マーチンゲールの具体例。
先の通り「ナンピン」は、最初にエントリーしたポジションが期待と逆に動いた場合、エントリーと同じ方向にポジションを追加して、相場の反転を待ってトータルで利益にしていく手法になります。
そして「マーチンゲール法」は、一度負ければ、次からは投じる資金を倍にしていくわけです。
つまりナンピン・マーチンゲールは、「ナンピンをする際に倍のポジションを追加していく」ということになります。
例えば、「買い」でエントリーした場合、相場の上昇を期待するところですが、期待に反して相場が逆行し、価格がどんどん下がっていったとします。
この時ナンピンは相場の戻りを期待して、損切りではなくさらに追加の「買い」エントリーを入れるということでした。
さらにマーチンゲール手法を取り入れた場合、追加の「買い」エントリーの数量を最初の「買い」エントリーの「倍」持つということになります。
1ロット買い→相場が下落→2ロット買い→さらに相場が下落→4ロット買い→もっと相場が下落→8ロット買い
1ロット売り→相場が上昇→2ロット売り→さらに相場が上昇→4ロット売り→もっと相場が上昇→8ロット売り
こうすることによって、通常のナンピンよりもさらに平均取得単価が平準化され、より少ない戻りで利益を確保することが出来るようになるというわけです。
ただこれはあくまでも“理論的には”・・の話です。
このロジックを成立させていくには、先のナンピン以上に資金力が必要不可欠になります。
ちなみに、分かり易くカジノでのブラックジャックに例えると、1万円の資金で勝負して9連敗した場合、次(10回目)の掛け金は「512万」になります。
つまり「たった9回の負け」でこれほど投じる必要資金量が「倍増」するわけです。
この場合、500万円の資金しかなければ、この時点でジ・エンド。
これをEAに当てはめると、再現性の無いナンピンマーチン式EAの場合は、エントリーの数も半端じゃありません。
言うわずもがな、負ける確率はナンピンよりも遥かに高く、1回の負けで速攻資金がショートするわけです
まあ、ここまでお読み頂けていれば、このナンピン・マーチンゲールがどれだけリスクの高い事なのか、改めて説明する必要もないと思います。
だって、ナンピンのEAでさえ、先程のような損失を生むんですよ?
そこに加えて、倍々ゲームにナンピンを繰り返していくなんて、秒殺もいいとこです。
再現性のある売買ロジックやしっかりとした撤退ロジックがあるならまだしも、ただ単にナンピン・マーチンゲールを繰り返すEAは速攻で死亡します。
よって非常に恐ろしいEAだと思うわけですが、それでも
ナンピンマーチンゲール手法のEAが流行っている理由
としては、
・理論的なメリットだけを押し出している
・調子の良い時の実績画像で初心者が釣れる
・IB報酬の高さから多くのアフィリエイターが動いている
にあります。
まず、
理論的なメリットだけを押し出している
ですが
ブログやSNSなどを見ていると、まあ都合の良いことばかりが書かれているわけです
それこそ、
「ナンピンマーチンゲールは勝率100%!」
「ナンピンマーチンゲール式EAをほったらかしで動かせば最低利回り50%!」
みたいな宣伝文句で多くのEAが無料で配られているんですよね。
まあ、理論的にはそうだけど・・って話なんですが、言うまでもなく再現性はありません。
実際にそのEAを手にして稼働すると
「このまま逆行し続けたらすぐに破綻するじゃん!」
という恐怖を覚えたのも束の間、地獄に落とされる事になります。
自分で経験しておいてなんですが、ムチャクチャ怖いです(苦笑)
先程例に挙げた検証用の無料EAも・・
・・ちなみにですけど、先程の10日程で資金がショートした無料EAは「月利50%」と謳っていたものですからね(笑)
「月利50%」はどこへやら、結果的に「マイナス100%」のクソEAだったわけです。
これがナンピンマーチン系のEAだったなら、おそらく1日も持たずに破産していたと思います。
このEAに関しては10万円のみの入金でしたが、これが100万円、200万円という規模だったらさすがに笑えません。
実際のところ初めてEAを使う初心者の方って、疑う余地なく期待を込めて自分の資金を投入するわけじゃないですか。
中には自分の資産の多くを投入する方もいるはずですので、その場合の精神的なダメージは計り知れないと思います。
かつて調子のよかったR君の無料EAも・・
また、もうひとつ余談ですが、先程紹介した友人のプログラマR君のEAも、実はナンピンを取り入れていたEAで、実はその10日後には資金が0になっていました。
そしてそのEAをR君に紹介した友人さんも、同じロジックのEAを使っていた為、同じように資金がショートしたとの事でした。
要するにR君もその友人も、「たまたまレンジ相場が続いている時にそのEAを使っていただけ」だったわけです。
調子の良い時の実績画像で初心者が釣れる
先程も触れましたがナンピンマーチン系のEAはレンジ相場では稼げてしまう(一時的に)側面もあるからこそ、そこをウリにしていけるのが厄介なところです。
そういった「調子のいい時の実績」だけを抜き出して、ピンポイントで掲げる事によって、
「こんな勝率・利率のEAなら・・!」
と、初心者が引っかかってしまうわけです。(ちなみに後述しますが「勝率」に気を取られるのは危険です。)
取引回数も多いので、その実績画像を見てよりインパクトを感じてしまう側面もあると思います。
実際は、一時的な「たまたま」の実績なのに。
IB報酬の高さから多くのアフィリエイターが動いている
先の通り、ナンピンマーチン系のEAを使うと、とにかく取引量が増えていきます。
先程の事例画像からも、一日に何度もバンバン取引されていている事がわかりますが、この取引量に応じて、EA提供側にはIB報酬が発生しているわけです。
要は、実際にEAを使っているユーザーの資金は0になっても、そのEAを提供している側にはしっかりと利益が入っているんですね。
つまり、IB報酬だけを目当てにしている悪質なアフィリエイターやEA提供者からすれば、ナンピンマーチン系のEAが一番手っ取り早く稼げるわけで、だからこそナンピンマーチン系のEAを推奨している人の数が多いわけです。
初心者としては、ブログやSNSなど、至る所で色んな人が
「ナンピンマーチンゲールは勝率100%!」
「ナンピンマーチンゲール式EAをほったらかしで動かせば最低利回り50%!」
といっているのを目にするわけですから、
「そういうものなんだ」
と素直に信じてしまうのも仕方ありません。
無料EAの誇大な宣伝文句がどんどんエスカレートしていった理由
確かに、そういったEA提供者やアフィリエイターは最初に爆発的なIB報酬は稼ぐ事はできます。
でも、そのIB報酬を継続的に稼ぐ事はできません。
それもそのはず。紹介されてEAを稼働しているXMユーザーとしては口座残高がみるみる減少していくわけですからね。
みるみる資産を溶かすEAを使っている口座に、誰が追金して継続的に使うんだって話です。
普通の感覚を持っていれば、すぐさまEAを使うのを辞めるか、口座から出金しますよね。
つまりそのユーザーの口座での売買取引が無くなります。売買取引がなくなれば、IB報酬も発生しません。
だからこそ、そういう悪質なアフィリエイターやEA業者としては新たな「カモ」を次々と見つけなければいけない。
単発の利益(海外FX業者からのIB報酬)を大きく狙う分、一人のお客さん(紹介ユーザー)からの利益も短命なので、次々と新たなカモ(新規ユーザー)を集めなければならないわけです。
だからこそ、「最低利回り50%!」「負けなし!」などと根拠の無い誇大広告を並び立てて、知識の疎い初心者を誘い込む・・という図式を繰り返してIB報酬を荒稼ぎしているわけです。
これが無料EAの闇とリアル(現実)です。
じゃあ、
どうすれば、予めEAの再現性を見極める事ができるの?
って話になるんですが、残念ながら
「使ってみなければわからない」
というのが実際のところです。
結局はEA内部のロジックの再現性次第なわけですが、それは実際に使ってみなければわからないんですよね。
よく、
「バックテストの見方を覚えよう」
「バックテストで見るべきポイント」
など言われていますが、バックテスト(過去のテストデータを利用したシュミレーションテスト)では非の打ちどころがないのにフォワード運用(リアル運用)は全然ダメなEAはゴマンとあります。
いくらバックテスト上の数字でPFが高くても、勝率が高くても、そのバックテストを実際に再現してくれなければ何の意味もありません。
ちなみに、初心者であればある程、
「勝率が高い」
事に優位性を感じてしまう傾向にありますが、実際は
「勝率」=「勝敗ではない」
という事を頭に置いておかなければなりません。
勝率=勝敗ではない!「勝率」が高いEAで勝てない理由と事例
実際にこれまで多くのEAを見てきましたが、勝率が高いEAで再現性が高い&長寿命なEAは見た事がありません。
大体そういった勝率の高いEAはコツコツ小さく勝っていても、相場に大きな変動があった場合は対応できないからです。
いわゆる「コツコツドカン」というやつで、一回の負けで積み上げてきた利益以上の資産が吹っ飛ぶ傾向にあります。
例えば以下のEAは、勝率の高さをウリにしていたEAですが、取引履歴を見てみると、確かにコツコツ利益を重ねているのがわかります。
勝率の高さを謳う無料EA「C」の検証事例
※以下の画像は全てクリックで拡大します。
確かに勝率は高かった・・んですが、以下のようにドカンと負けてしまうわけです。
プラスとマイナスの金額差を見れば、勝率が高くても簡単にマイナスになってしまう事がわかると思います。
一応、このEAは損切ロジックもあるようですが、以下なんか真っ赤っ赤で、勝率の高さはどこへやらって感じでした。
結局、EA内部のロジックは、EA開発者にしかわからない
EA内部のロジックについては、稼働状況を見て憶測する事はできますが、詳しいロジックはEA開発者にしかわからないし、教えてくれないのが普通です。
情報商材と一緒で、実際に中身を見て、試してみなければわからない世界なんですよ。
先程のナンピンマーチン系EAのように、調子のいい時の実績だけを抜き出す事もできますし、極論で言うと、実績なんて偽造しようと思えばできてしまいます。
よって、宣伝で使っている過去の実績画像やバックテストさえも信用できないので、再現性の高いEAを引けるかどうかは、「運と目利き次第」と言っても過言ではありません。
言い方を変えると、仮にバックテストの見方が理解できたとしても稼げるEAをチョイスできる事には繋がらないので、躍起になってバックテストを見る目を養う暇があったら、
「信用できる筋からの情報を探した方が良い」
というのが個人的な結論です。
まあ、それが難しいんですけどね。。。
その上で、もうひとつお伝えしておきたいのが、
そもそも、トレードやEA(自動売買ソフト)に「月利●●%」という概念は無い
という事です。
そもそもの話ですが・・・トレードやEA(自動売買ソフト)で利益を得ていくには、インカムゲインではなくキャピタルゲインを狙っていく事になります。
=株式でいう配当金や、預貯金でいう利子、不動産でいう家賃収入のように「資産を保有する事」によって得られる利益の事
【キャピタルゲイン】
=保有する資産を売却(あるいは買い戻す)事によって得る「売買差益」の事。
株式や不動産のように保有している資産から発生するインカムゲインを狙う場合は、その利率が年●%だとか、そういう部分を重要視するのは確かです。
ただ、FXでのトレードの場合は、その相場での売買利益(キャピタルゲイン)のみを狙っていく事になります。
そして裁量トレードにせよ、EAによる自動売買トレードにせよ、人によって投じる資金も違えば、掛けるレバレッジやロットの設定など、それぞれで状況が大きく変わってきます。
EAによる自動売買の場合、ロットやレバレッジを同一にする事で、同じ利率が出る事になりますが、仮にそのEAの利用者全員が、全く同じ資産で、一定のレバレッジやロットに保っていたとしても、相場によって毎月の利率は変わります。
つまり相場の動きは一定ではないので、今月も来月も、再来月も「全く同じ利率」という事はあり得ないという事です。
よくネット上で「このEAは月利●●%ですか?」という質問を見かけますが、そもそも月利●●%とか、そういう簡単な話じゃないんです。
よって、仮に「そのEAの利率を出せ」と言っても、あくまでも「参考値」として、全体の平均値を出してもらうしかありません。
もちろん、その平均の月利を参考にする事自体には何の問題もありませんが、実際の月利には各月でバラつきがあるので「あくまでも参考程度に」レベルだという事です。
僕自身が今使っているEAも、40%程の月利が上がる事もあれば、あまり変動が無い月(+12~13%程)もあります。
そして今後の展開はハッキリ言って読めません。
が、色々なEAを試してきた中でも、断トツに固い(負けない)し、その根拠(ロジック)もあるから継続して使っています。
当然ながら、先程事例として挙げた3つの無料EAのような再現性の無いEAは、その場限りで運用を辞めます。
よって、実際に使って検証しながら総体的に見て固い(平均して負けない)EAを取捨選択して随時動かしている状況です。
ギャンブルとは違い、長期的な目線で資産を運用していく事を目的としているので、長い目で再現性のあるEAを探し求めていく必要があるわけです。
つまり何が言いたいのか。
一言でというと、
そもそも投資に「絶対」は無いのに「月利●●%のEAです!」と宣伝する事自体がおかしい
って事です。
まあ、百歩譲って「そのEAの過去の平均月利が●●%です」と根拠を添えて宣伝しているならまだわかります。
でも、過激な宣伝をしているEAに限って「自分の利益(IB報酬)しか考えていない粗悪なEA」というのが実情なんですね。
そして知識の無い初心者は、そういった過激な宣伝文句に飛びついてしまうわけです。
その結果、みるみる資産がなくなっていく。
すると当然「EAなんて勝てないものだ」という風潮が広まっていってしまう。
現にそういう粗悪なEAに騙された初心者が大量にいるからこそ、EAそのものに対する偏見の目もあるんです。
そんな偏見に対して「それ、違うよ!」という事を伝えたいというのも、この記事を書くに至った1つの大きな動機です。
結論としては、
無料EAでの自動売買で資産を増やしていく事は可能。
・・でも、再現性の無いEAが殆ど
って事です。
先述の通り、今僕が使っているEAだと、月利40%程の利回りが出る事もあります。
月利10%~40%を比較的安定して出している状況ですが、やはり相場によってはそうもいかない(資産が目減りする)月があってもおかしくはありません。
よって、「毎月安定して●●%の利益を得られる」という考えでEAを手にする事自体が非現実的だとしっかり認識しておくべきです。
さもその利率を「毎月継続的に」なんて謳っているEAはまず信用しないでくださいね。
固いEAでも毎月決まった利回りを叩き出す事はまずできませんので。
加えて「100%負けなし」なんて言っていたら論外。問答無用で確実に詐欺目的のクソEAです。
なぜここまで断言できるのか
これはもう、ここまで書けば言うまでもありませんが、僕自身が実際にそういうEAを手にしてきたからです・・(汗)
僕は今年の1月に自動売買に興味を持ってから、本当に色々なEAに手を出してきました。
「検証」と言えば聞こえは良いですが、結局は自分の利益の為に色んなEAの謳い文句に期待して試してきたんです。
最初は本当に手探りでしたし、EAについて全く知識が無かったので、粗悪なEAを手にしては資金を溶かされ、また再現性のあるEAを求めて、失敗する・・という繰り返しでした。
数にすると14個とか、15個とか、そんな感じ。
大体、無料EAは提供条件として最低入金額(大体10万円~)を定めていますし、それ以上の金額を入金していたEAも沢山ありますので、全体を通すとそれなりの資金を投じてきたわけです。
でも、殆どが再現性の無いEAだったんですね。
「じゃあ、どのEAなら信用できるのか」
って話なんですが・・
その点については以下の記事で
投資・資産運用全般の情報をまとめていますので一読ください。
→【投資・資産運用まとめ】実践検証結果を「事例付き」で公開します。
今回は自動売買トレードやEAについて
土台となる「知識」を得て頂ければ幸いです。
それではまた次回!
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目次
- 1 「FX自動売買の光と闇」
- 2 ・・が、最初に一点だけ注意事項をお伝えしておくと、この記事はいつまでも公開できない可能性があります。
- 3 そもそもFXの自動売買トレードって、なんぞや?
- 4 自動売買トレード(システムトレード)のメリットとデメリット
- 5 大手証券会社の自動売買システムを差し置いて、ネット上で手に入る自動売買ソフト(EA)が人気な理由
- 6 「自動売買トレード」=「詐欺」
- 7 キッカケは友人(プログラマ)との食事
- 8 EA=詐欺?投資詐欺の実態
- 9 無料EAのよくあるロジックと危険性を実際の事例を元に解説
- 10 ナンピンのリスクと落とし穴
- 11 マーチンゲールとは
- 12 無料EAの誇大な宣伝文句がどんどんエスカレートしていった理由
- 13 どうすれば、予めEAの再現性を見極める事ができるの?
- 14 勝率=勝敗ではない!「勝率」が高いEAで勝てない理由と事例
- 15 結局、EA内部のロジックは、EA開発者にしかわからない
- 16 そもそも、トレードやEA(自動売買ソフト)に「月利●●%」という概念は無い
- 17 そもそも投資に「絶対」は無いのに「月利●●%のEAです!」と宣伝する事自体がおかしい
- 18 無料EAでの自動売買で資産を増やしていく事は可能。 ・・でも、再現性の無いEAが殆ど
- 19 なぜここまで断言できるのか
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管理者様
お世話になります。
EX-EAについて教えて頂きたいことがあります。
履歴についてです。
コロナショックのときに、利回りが-56%とありますが、これは100万円に対してでしょうか?
それとも利益分が含まれてのマイナスだったのでしょうか?
利益分が含まれた場合は、100万スタート直後の場合は、溶けてなくなった可能性があると考えております。
教えて頂けると助かります。
よろしくお願い致します。
確認漏れでかなり返信が遅れ遅れ申し訳ございません。
>コロナショックのときに、利回りが-56%とありますが、これは100万円に対してでしょうか?
>それとも利益分が含まれてのマイナスだったのでしょうか?
こちら元本の100万円に対しての損益となります。
よって溶けてなくなっている事はなく、現状(12月時点)でも利益を重ね生き残っています。